セルローズファイバー断熱セルローズファイバー断熱そもそも、セルローズファイバーとは? 簡単に言うと、新聞古紙・残紙を細かくしてホウ酸を混ぜ合わせたものです。 「そんな物が?」 と思われる方もいるかも知れませんが、実はそんな物が「魔法の断熱材」となってしまうのです。 それでは「魔法の断熱材」の5つの特徴について、お話をしたと思います。 ■ 断熱性能 セルローズファイバーと他の断熱材とでは、まず断熱性能が違います。 新聞紙からなるセルローズファイバーは、天然の木質繊維そのものです。 木質繊維自体の微細な気泡が通常の断熱材より、優れた機能を発揮させるのです。 また、他の断熱工法だと施工上どうしても隙間ができやすいです。 セルローズファイバーは吹き込み充填断熱のため、隙間なく充填することが可能です。 ■ 調湿性能 日本の夏は、なぜ暑いのでしょうか? それは気温が高いばかりか、湿度も高いのでとても蒸し暑く感じます。 しかも湿気はカビ・ダニ・シロアリを発生させ、人間の健康を害するほか、家の柱などの構造体を腐食させる大きな原因のひとつです。 水廻りを中心に構造体が腐食するのは、まさしく湿気が原因です。 セルローズファイバーは天然の木質繊維のため、湿度の調整をしてくれます。 湿度が高い時には湿気を吸収し、湿度が低い時には湿気を放出します。 その効果によって、夏はジメッと蒸し暑くならず、カラッと涼しい環境を作りだします。 壁内のセルローズファイバー自体が湿度の調整をするので、家を腐食させる最大の原因である、壁内結露の心配もいりません。 この調湿機能は他の断熱材にはない、セルローズファイバーの最大の特徴とも言えます。 ■ 防音性能 家とは、とてもプライベートな空間です。 できれば、外の音は聞こえない方が良いし、家の中の音は外へ漏らしたくない、そう思うのが当然です。 セルローズファイバーは、音に関しても抜群の性能を発揮します。 細かい木質繊維が高密度で充填されるため、音を吸収してしまうのです。 実際、工場などの防音に使用されている他、アメリカでは空港周辺の住宅の防音材として認められているほどです。 健康を保つためには安眠が不可欠ですし、音によるストレスも体に良くありません。 毎日の事だけに軽視できない性能でもあります。 ■ 防虫性能 みなさん、ホウ酸団子って知ってますか? ゴキブリやダニなどの害虫を寄せ付けないようにする、あの団子です。 セルローズファイバーにはホウ酸が配合されているため、白アリ・ゴキブリ・ダニ・ネズミなど害虫を寄せ付けません。 そうかと言って、人間にも危険かと言えば決してそうではありません。 ホウ酸とは、海水や土壌など自然界に広く分布しています。 眼科の殺菌洗眼にも幅広く使用されているほど、その殺菌力は安全です。 また環境にもやさしいため、うがい薬・化粧水・消毒などにも用いられています。 ■ 防火性能 セルローズファイバーは新聞紙が原料、火事にでもなったら大変! いえいえご心配はいりません。 ホウ酸は物に吸着すると一瞬にして相手から水分を奪う性質があります。 逆に吸着した物(セルローズファイバーでいう新聞紙)が水分を失うと、相手に戻す性質があります。 要するに、新聞紙が燃え水分を失うと、ホウ酸が新聞紙に水分を補給するのです。 その結果、表面が炭化するだけで燃え広がることはありません。 ◆ 追記 断熱材の説明をしているのに、断熱性能以外の特徴の方が多いのにはビックリです! こんな断熱材は、他にはありません。 欧米でシェアNO.1というのも、理解できる気がします。 当初、私がセルロースファイバーの存在と性能を知った時、土壁を思い浮かべました。 土壁は日本風土に適した、素晴らしい機能を持つ壁です。 しかし、悲しいかな断熱性能は持ち合わせていません。 その点、セルローズファイバーは土壁の性能に断熱性能と防虫性能をプラスした材料だと言えます。 断熱材は、家が完成してしまえば見ることはありません。 しかし、断熱は 「快適な空間・健康・家の長寿命」 に深く関わることを忘れてはいけません。 家づくりの重要度から考えた場合、最重要ポイントだと私達は考えます。 ▲ホーム 太田建設(株) 長野県飯田市高羽町2-5-5 TEL:0265-22-8888/FAX:0265-23-8888 メール 資料請求・お問い合わせはこちら ジャンル別一覧
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